こんにちは。メガネ屋のモアイです。
さて今回はモアイブログ記事300話ということで、私のブログの特長であるフィルムシミュレーションのカスタム登録にハマったキカッケなど、アレコレお伝えする記事です。
このモアイブログが300話まで無事続いているのも、上記記事の多数のアクセス数のお陰(やる気が続く)です。ご覧頂きありがとうございます。
はじめに
今回の記事の作成理由
ほらモアイさんとかに富士フイルムで出演してもらって、フィルムカメラでFFのマニアな人に出演してもらってとか楽しそうじゃんw
— あめちゃん 美容師|髪を切って野鳥も撮る人(シーズン中) (@amedia_online) 2022年3月10日
ニタニタして好きなカメラの話をしてるだけみたいな動画最高
それぜひ見たいです!カスタムフィルムシミュレーションを組み立てる時の考え方とかどこから設定するかの順番とかお聞きしたい✋
— ただ乃屋 (@tada_nya) 2022年3月11日
いつもお世話になっているあめちゃんのツイートにTwitter仲間のただ乃屋さん(只野さん)がこんなリプされていました。
フィルムシミュレーションのカスタム登録の設定について特に記事にしたことなかったので、300話ブログネタとして採用させて頂きます。あめちゃん、只野さん、この場を借りてお礼申し上げます。
【2022.06.09追記】
結果、あめちゃんのアメ沼トークという動画に出演しました。ご覧下さいませ。
フィルムシミュレーション・カスタム登録にハマったキカッケ
【結論】FUJIFILM X-Pro2 WORLDに掲載されていた内田ユキオさんの7つのレシピを真似て撮影して楽しかったから。
【流れ】
2016年8月頃に買いました。その当時の機材は
- X-T10
- XF35mmF1.4R
- XF16-55mmF2.8R LM WR
- XF50-140mm F2.8R LM OIS WR
- XF2X TC WR
でした。今思うとX-Pro2を持っていないのにX-Pro2のムック本を買っていましたww
で、この本の中にFUJIFILMのカメラを使っているプロカメラマンの内田ユキオさんのフィルムシミュレーションのカスタム登録が7個紹介されていました。
(最近も動画でカスタム登録を公開されていてブログで真似させて頂きました)
そのムック本の設定をこの記事で紹介するのは流石にマズイですが、大まかに説明すると
- PROVIA(アクセントを加え自分の常用に)
- Velvia(タングステンフィルム風に)
- クラシッククローム(光と影を強調)
- ACROS(やや硬調なトーンに)
- ACROS(中間トーンをさらに豊かに)
- クラシッククローム(シャドウを硬くドラマチックに)
- PROVIA(滑らかな階調に)
という7つのレシピでした。
(X-T10にはアクロスが無かったので、通常のモノクロで設定していました)。
その後、2016年12月にX-Pro2を買ってからはアクロスのレシピを真似て色々と撮影していましたが、2018年12月にこのモアイブログを始めたので、X-Pro2を買った2016年12月からの2年間が一番試行錯誤した時期でした。
(ちなみにですが、上記の本以外のムック本も結構購入し、知識を習得しながら撮影していました)。
最初はPROVIAで試行錯誤
- フィルムシミュレーション:PROVIA/スタンダード
- グレインエフェクト:OFF
- カラークローム・エフェクト:OFF
- カラークローム ブルー:OFF
- ホワイトバランス:オート(R:0 B:0)
- DR:400%
- Dレンジ優先:OFF
- トーンカーブ:H-1.0 S-2.0
- カラー:±0
- シャープネス:±0
- 高感度ノイズ低減:±0
- 明瞭度:±0
2017年から2018年ぐらいまで、基本的にこの設定をカスタム登録1番に入れていました。ハイライトトーンを-1にしたり-2にしたりシャドートーンをー1にしたり-2にしたりなど思考錯誤をしていました。カラーはそんなに弄りませんでした。
上野氏:その通りです。RAW現像ソフトでフィルムシミュレーションがあるものもありますが、それで再現しているのは主に色と階調です。そこにWBという要素が加わって最終的な色再現が決まります。なので、AWBを使用した場合は撮影時のAWBでないと表現できない色になることがあるんです。 ですので、どうやってもカメラ内RAW現像と一緒にならない場合があるというのは、「カメラ内でしか出来ないAWBがある」という理由がある訳なんです。
X-T1や今回のX-Pro2 に『ホワイトバランスブラケティング』という機能があるのですが、よくマニュアルでWBを変えればいいと言われるんですよ。でもそこはXシリーズの場合、AWBの色はマニュアルじゃ出ないことがある。なのでAWBで撮りたいけど微調整したいという時のためにAWBをバラして選ぶ事のできる『ホワイトバランスブラケティング』が用意されているんですよ。
ですので、Xの色の秘密はWBにあったりします。【FUJIFILM×マップカメラ】X-Pro2担当者インタビュー : Part 2 | THE MAP TIMES
こんな記事読んでいたらホワイトバランスはオートメインになりますよね😌
さて、どノーマルのプロビアだと白飛びしやすくて黒潰れしやすいので、トーンカーブを下げる方向です。今でも私の基本形はこのトーンカーブです(これで撮った沖縄離島の波照間島の写真は今でもリビングに飾っています。要するにずっと見ていられる写真です)。
結果的に3個ぐらいのプロビアのカスタム登録を作って撮影していました。
その次はクラシッククロームで試行錯誤
- フィルムシミュレーション:クラシッククローム
- グレインエフェクト:OFF
- カラークローム・エフェクト:OFF
- カラークローム ブルー:OFF
- ホワイトバランス:オート(R:0 B:0)
- DR:オート
- Dレンジ優先:OFF
- トーンカーブ:H±0 S-1.0
- カラー:+1
- シャープネス:±0
- 高感度ノイズ低減:-2
- 明瞭度:±0
2018年頃、ブログやTwitterを始める前は価格コムで写真を投稿して遊んでいましたが、当時のFUJIFILMのスレで良く管理人をされていたダポンさんという方が公開された「人肌クラシック」を使って妻や友人を撮影していました。結構好評でした。ダポンさん、この場を借りてお礼申し上げます(届くと良いな)。
- フィルムシミュレーション:クラシッククローム
- グレインエフェクト:OFF
- カラークローム・エフェクト:OFF
- カラークローム ブルー:OFF
- ホワイトバランス:オート(R:0 B:0)
- DR:400%
- Dレンジ優先:OFF
- トーンカーブ:H+2 S+2
- カラー:-4
- シャープネス:0
- 高感度ノイズ低減:0
- 明瞭度:0
あとは他のムック本に記載されていた「銀残し・ブリーチバイパス」も真似て撮影していました。
ええ、まずは真似から全てが始まりました。
- フィルムシミュレーション:クラシッククローム
- グレインエフェクト:OFF
- カラークローム・エフェクト:OFF
- カラークローム ブルー:OFF
- ホワイトバランス:オート(R:0 B:0)
- DR:400%
- Dレンジ優先:OFF
- トーンカーブ:H±0 S-2
- カラー:-1
- シャープネス:0
- 高感度ノイズ低減:0
- 明瞭度:0
この2018年7月頃はまだモアイブログを始める前。トーンカーブやカラーをチョットずつ変えながら撮影し、結果的にクラシッククロームだけでカスタム登録を5個ぐらい作ったと思います。
その次はエテルナを使ってみました
- フィルムシミュレーション:ETERNA/シネマ
- グレインエフェクト:OFF
- カラークローム・エフェクト:OFF
- カラークローム ブルー:OFF
- ホワイトバランス:オート(R:0 B:0)
- DR:400%
- Dレンジ優先:OFF
- トーンカーブ:H±0 S±0
- カラー:+3
- シャープネス:+3
- 高感度ノイズ低減:0
- 明瞭度:0
2018年7月、X-H1を購入したので、普段使い出来そうなエテルナをカスタム登録して遊んでいました。この時期ぐらいからは真似ではなくそのフィルシミュレーションの特性を考えながら色々と弄り始めました(例えばエテルナは動画用で写真撮影時にはそのままだと眠たいのでカラーとシャープネスは+に設定し、DR400%で撮影したいからISO800以上で撮影するなどです)。
そして2019年1月・フィルシミュレーションのカスタム登録の記事を公開
記事公開当初、カスタム登録数は10個ぐらいだったような気もしますが覚えておりません😑
Excelでフィルシミュレーションのカスタム登録をデータ保存していましたが、変更し過ぎるので途中で入力を止めました。まっ、私の場合は自分のブログ見たら設定分かりますしwwww
フィルシミュレーションのカスタム登録の際の考え方、どこから設定するか
【結論】
の順番で私はカスタム登録を設定します。
【考え方】
どのフィルムシミュレーションを使いたいかによりますが、それはその日の気分で選んでくださいwwww
(現在はこのモアイブログがあるので「今度の記事はこのカスタム登録を少し弄って撮影してみよう。」という感じで撮影していますが、以前はこのフィルシミュレーション使ったらどんな感じになるのだろう?という好奇心で撮影をしていました)。
最初はFUJIFILMユーザーの色んな方の作例を見て「この色合い良いな。どんなフィルシミュレーション使っているのかな?」から予想したり、私みたいにカスタム登録を公開している方の設定を真似て撮影をするのをおススメします。
(TVCMやドラマ見ながら、このTVCMはプロネガ系のカラー+2ぐらいで撮影したら近いのかな?このドキュメンタリーはクラシッククロームのカラー-2ぐらいかな?などと普段から想像しながらカメラをイジルのも一つの手です。私のカスタム登録のフィルシミュレーションだけ変えてみるのとかもおススメですし、フィルシミュレーションBKTで撮影するのも良いかと思います)。
■参考までにフィルシミュレーションBKTの記事
…閑話休題…
- 飯テロ系・・・PRO Neg.Hi・PROVIA・ASTIA・PRO Neg.Std
- 旅行・・・PRO Neg.Hi・PROVIA・クラシッククローム・クラシックネガ・ACROS
- スナップ・・・クラシックネガ・クラシッククローム・ACROS・PRO Neg.Hi
- インスタ映え・・・Velvia・クラシックネガ・クラシッククローム
- 動物園・・・ETERNA・PRO Neg.Std
- 飛行機・・・PRO Neg.Hi・PROVIA・ACROS
- 人物・・・クラシッククローム・PROVIA・PRO Neg.Std
今の私なら上記組み合わせの中でフィルシミュレーションを選択します。
で、例えばスナップでクラシッククロームだとします。
- フィルムシミュレーション:クラシッククローム
- グレインエフェクト:OFF
- カラークローム・エフェクト:OFF
- カラークローム ブルー:OFF
- ホワイトバランス:オート(R:0 B:0)
- DR:100%
- Dレンジ優先:OFF
- トーンカーブ:H±0 S±0
- カラー:0
- シャープネス:0
- 高感度ノイズ低減:0
- 明瞭度:0
- 撮影データは「F4.0・1/2700秒・ISO320・露出補正±0」
どノーマルの設定になります。
軟調方向・柔らかい感じ
さて、ここから軟調方向、柔らかい感じにしたいと思ったら、
- トーンカーブのシャドートーン
- カラー
の順番でマイナス方向に振ります。トーンカーブのハイライトトーンは最後です。
- フィルムシミュレーション:クラシッククローム
- グレインエフェクト:OFF
- カラークローム・エフェクト:OFF
- カラークローム ブルー:OFF
- ホワイトバランス:オート(R:0 B:0)
- DR:100%
- Dレンジ優先:OFF
- トーンカーブ:H±0 S-2
- カラー:0
- シャープネス:0
- 高感度ノイズ低減:0
- 明瞭度:0
- 撮影データは「F4.0・1/2700秒・ISO320・露出補正±0」
こんな感じになりました。更にカラーもマイナスにしてみましょう。
- フィルムシミュレーション:クラシッククローム
- グレインエフェクト:OFF
- カラークローム・エフェクト:OFF
- カラークローム ブルー:OFF
- ホワイトバランス:オート(R:0 B:0)
- DR:100%
- Dレンジ優先:OFF
- トーンカーブ:H±0 S-2
- カラー:-4
- シャープネス:0
- 高感度ノイズ低減:0
- 明瞭度:0
- 撮影データは「F4.0・1/2700秒・ISO320・露出補正±0」
正面の黄色の浮き輪や鉄の棒の色合いが落ちましたね。
ただ何か眠たい気もしますので、実際の撮影時には先に設定しておき、EVFを見ながら露出補正をします。
- フィルムシミュレーション:クラシッククローム
- グレインエフェクト:OFF
- カラークローム・エフェクト:OFF
- カラークローム ブルー:OFF
- ホワイトバランス:オート(R:0 B:0)
- DR:100%
- Dレンジ優先:OFF
- トーンカーブ:H±0 S-2
- カラー:-4
- シャープネス:0
- 高感度ノイズ低減:0
- 明瞭度:0
- 撮影データは「F4.0・1/2700秒・ISO320・露出補正+1.0」
こんな感じです。ハイキー気味に撮影した方が雰囲気出ます。
- フィルムシミュレーション:クラシッククローム
- グレインエフェクト:OFF
- カラークローム・エフェクト:OFF
- カラークローム ブルー:OFF
- ホワイトバランス:オート(R:0 B:0)
- DR:100%
- Dレンジ優先:OFF
- トーンカーブ:H±0 S-2
- カラー:-4
- シャープネス:0
- 高感度ノイズ低減:0
- 明瞭度:-5
- 撮影データは「F4.0・1/2700秒・ISO320・露出補正+1.0」
X100VやX-T4で設定出来る明瞭度をマイナス気味にするともっと軟調になりますよね。ここまで軟調にするかどうかはその日の気分にもよりますが、まずはこんな流れです。
- フィルムシミュレーション:クラシッククローム
- グレインエフェクト:OFF
- カラークローム・エフェクト:OFF
- カラークローム ブルー:OFF
- ホワイトバランス:オート(R:0 B:0)
- DR:100%
- Dレンジ優先:OFF
- トーンカーブ:H-2 S-2
- カラー:-4
- シャープネス:0
- 高感度ノイズ低減:0
- 明瞭度:0
- 撮影データは「F4.0・1/2700秒・ISO320・露出補正±0」
ちなみにですが、トーンカーブのシャドートーンを下げ、カラーも下げたけど、余りにも写真全体の白飛びが多過ぎる場合などにハイライトトーンも下げます。下げる量はその日の光加減や被写体によって変えます。
硬調方向・堅い感じ・濃い目の感じ
さて最初のどノーマルのクラシッククロームです。
さて、ここから硬調方向、堅い感じ、濃い目の感じにしたいと思ったら、
- トーンカーブのシャドートーン
- カラー
の順番でプラス方向に振ります。トーンカーブのハイライトトーンは最後です。
- フィルムシミュレーション:クラシッククローム
- グレインエフェクト:OFF
- カラークローム・エフェクト:OFF
- カラークローム ブルー:OFF
- ホワイトバランス:オート(R:0 B:0)
- DR:100%
- Dレンジ優先:OFF
- トーンカーブ:H±0 S+2
- カラー:0
- シャープネス:0
- 高感度ノイズ低減:0
- 明瞭度:0
- 撮影データは「F4.0・1/2700秒・ISO320・露出補正±0」
- フィルムシミュレーション:クラシッククローム
- グレインエフェクト:OFF
- カラークローム・エフェクト:OFF
- カラークローム ブルー:OFF
- ホワイトバランス:オート(R:0 B:0)
- DR:100%
- Dレンジ優先:OFF
- トーンカーブ:H±0 S+2
- カラー:+2
- シャープネス:0
- 高感度ノイズ低減:0
- 明瞭度:0
- 撮影データは「F4.0・1/2700秒・ISO320・露出補正±0」
- フィルムシミュレーション:クラシッククローム
- グレインエフェクト:OFF
- カラークローム・エフェクト:OFF
- カラークローム ブルー:OFF
- ホワイトバランス:オート(R:0 B:0)
- DR:100%
- Dレンジ優先:OFF
- トーンカーブ:H±0 S+2
- カラー:+2
- シャープネス:0
- 高感度ノイズ低減:0
- 明瞭度:+5
- 撮影データは「F4.0・1/2700秒・ISO320・露出補正±0」
- フィルムシミュレーション:クラシッククローム
- グレインエフェクト:OFF
- カラークローム・エフェクト:OFF
- カラークローム ブルー:OFF
- ホワイトバランス:オート(R:0 B:0)
- DR:100%
- Dレンジ優先:OFF
- トーンカーブ:H±0 S+2
- カラー:+2
- シャープネス:0
- 高感度ノイズ低減:0
- 明瞭度:+5
- 撮影データは「F4.0・1/2700秒・ISO320・露出補正-1.0」
流石にこの露出補正はやりすぎです。遊んでみましたwwww
で、どちらにしても、当日の天気や光の当たり具合で露出補正を変えますよね?
ミラーレスのEVFを覗きながら、何となくの見た目で露出補正を決めてOKかと思います(ミラーレスの特長を上手に使いましょう)。
そしてその撮影中に「背景の空の色が白飛びし過ぎるなぁ」などと思ったら、そこからハイライトトーンを下げたりすればOKです。逆にシャドーを目立たせるためにシャドーをプラス気味に設定した後、ハイライトトーンもプラス気味とかもありです。ドラマチックに光を目立たせる為にシャドートーンとハイライトトーンをプラス気味にするという事です。
- フィルムシミュレーション:クラシッククローム
- グレインエフェクト:OFF
- カラークローム・エフェクト:OFF
- カラークローム ブルー:OFF
- ホワイトバランス:オート(R:0 B:0)
- DR:100%
- Dレンジ優先:OFF
- トーンカーブ:H+2 S+2
- カラー:+2
- シャープネス:0
- 高感度ノイズ低減:0
- 明瞭度:0
- 撮影データは「F4.0・1/2700秒・ISO320・露出補正±0」
【結論】
の順番で私はカスタム登録を設定します。
(参考までに大元の写真を色んなカスタム登録で遊んだ写真、下記記事をご覧下さいませ)。
FUJI X RAW STUDIOについて
余談ですが、2022年1月からRAW+JPEGで撮影するようになりました。
FUJI X RAW STUDIO カテゴリーの記事一覧 - モアイブログ
キッカケは内田ユキオさんの動画を見て「JPEGを追い込める」という心意気に共感したからです。
家庭の事情で「そんな頻繁に撮影になんて行けないよ!」なんて方でも自宅でFUJIFILMのカスタム登録をアレコレ設定することが出来ます。
あまりパソコンの前で作業ばかりしていると私みたいに妻から怒られる方は時間配分にご注意して頂きwwww、上手に活用してみて下さいませ。
FUJIFILM X RAW STUDIO - 特長と使い方ガイド | | 富士フイルム Xシリーズ & GFX
FUJIFILM X RAW STUDIO | ソフトウエア | 富士フイルム Xシリーズ & GFX
(さらに余談ですが、ライトルームとかの現像ソフト、本当に一度も買った事ありません。RAW現像はいつかやりたくなったら試してみます)
ホワイトバランスについて
この記事の最初の方でオートホワイトバランスがFUJIFILMの色の秘密と引用しました。
よってホワイトバランスを変えるのはカスタム登録迷宮への入り口となりますww
FUJI X Weeklyのこちらの記事とFUJI X Weeklyアプリを参考にして頂き、ホワイトバランスをイジルとどんな傾向になるのかをご自身で体験してみて下さいませ。
Fuji X Weekly カテゴリーの記事一覧 - モアイブログ
R:+5 B:-5
R:+5 B:+5
R:-5 B:+5
R:-5 B:-5
これをブログで説明するまでの語彙力、私にはありませんww
まあ、私はFUJI X Weeklyアプリの設定で体感した「WBシフトを右下に振るとこんな感じ」などの感覚で設定しております。いわゆる見た目と勘ですww
ちなみに私が良く設定するのは、焼肉撮影時に焼いたお肉をより美味しそうに撮影するために
- R:+1 B:±0
- R:+2 B:±0
のどちらかのホワイトバランスの設定にすることが多いです。
そしてホワイトバランスの理解にはデジカメWatchの記事がおススメ
——PROVIAやVelvia、ASTIAに関してお聞きします。これらの設定ではマゼンタ寄りになる傾向がある、と感じていますが、これは記憶色と言いますか、心地良く自然な表現を追求した結果、若干マゼンタに転がしている、ということなのでしょうか?
入江 :その通りです。例えば青空のヌケの良さを表現するために、測色よりも少しマゼンタ傾向にしています。
——写真館を営んでいる友人に話を聞いたところ、「自然な肌色にするためには、わずかにマゼンタを足す」と言っていたので、同じ考えなのですね。ちなみにですが、「クラシッククローム」の肌色はまた違った独特さがあると感じています。
入江 :クラシッククロームのスキントーンはクールなイメージがありますが、実はウォームにシフトしています。ただ、トーンが硬調で彩度を低く設計しているので、人の感覚としてはそう見えづらいという特徴があります。
あらためて、トーンというのは「色」なんだな、と思う瞬間です。
——非常に興味深いお話ですね。続けて「ETERNA」についてお聞きします。空の再現が銀幕(映画のスクリーン)に投影された空の色になっていて感動しました。これは銀幕の色を意図して表現されているのでしょうか?
藤原 :フィルムシミュレーション「ETERNA」は、実際に弊社の映画用フィルム「ETERNA」で撮影された映像を参考に開発しました。映像の特徴としてあった「青」の表現を、実際に銀幕に投影した時の色に寄せていますので、やや緑がかった青としています。
入江 :静止画では青空というのは主役にもなりますので、ヌケが良く印象的に見せるために、僅かにマゼンタを足していますが、映像では逆の考え方で青空は主役ではなく、あくまでも背景である、という考えですので印象を抑える必要があります。
藤原 :映画と写真の異なるところは、画が動くだけではなく、セリフや音楽など「音」があるという点です。そうした総合力でひとつの作品をつくりあげていますので、画像だけが際立ってしまうと全体のバランスを崩してしまうので好ましくない場合が多いというわけです。
——確かに、映画では衣装や画面全体の色味でそのシーンの感情を表現したりもしますし、音で情感を表現することもありますね。
入江 :はい。ですので「邪魔しない色」という考えも必要になります。そうした意図を踏まえた結果、空と分かる範囲内で極力主張を抑えた色味にするために、やや緑がかった青にしているわけです。
ちなみに近い空色を表現するフィルムシミュレーションとしては「クラシッククローム」が挙げられます。クラシッククロームの方がよりシアンよりの表現ではありますが。
——私の撮り方では、ETERNAに近い空色表現というのは、てっきり「クラシックネガ」の方だと思っていました。
藤原 :クラシックネガはかなり特殊なフィルムシミュレーションになっていて、明度によって色の見え方が変わるような設計にしています。ですので、暗いトーンだとシアンに、明るいトーンだとマゼンタになるように調整しています。
【結論・FUJIFILMユーザーなら覚えておきましょう】
- PROVIAやVelvia、ASTIAは青空のヌケの良さを表現するために、測色よりも少しマゼンタ傾向になっている
- ETERNAはやや緑がかった青になっている
- クラシッククロームの方がよりシアンよりの表現になっている
- クラシックネガは暗いトーンだとシアンに、明るいトーンだとマゼンタになる
マゼンタ(マジェンタ、中国語: 洋红色、英語: magenta)は色の一つで、明るく鮮やかな赤紫色。紫がかかった濃いピンクのことを表し、紅紫色(こうししょく)とも呼ばれる。色の三原色のひとつにもマゼンタがある。
色のマゼンタは、染料の唐紅(とうべに。マゼンタ、フクシン)にちなんでマゼンタと名付けられた。なおマゼンダは誤記(曖昧さ回避「マゼンダ」)。マゼンタ - Wikipedia
シアン(蘭: cyaan、英: cyan)は色のひとつで、やや緑みの明るい青。水色に近い青緑色。色の三原色のひとつで、寒色に含まれる。シアン (色) - Wikipedia
ホワイトバランスの説明に関しては以前にも私の記事の中でお伝えしましたが、上記のデジカメ Watchさんの記事をご覧下さいませ(今後の私の課題はこの辺りのホワイトバランスの設定を説明出来るように、色々と試しながら撮影する事かと思っています)。
さらに・・・デジカメ Watchさんの記事にもありましたが、クラシックネガは明度によって色の見え方が変わるので、もっと深い迷宮が待ち構えていますよ(・∀・)
今回、途中から【AEブラケティング】で撮影し、クラシックネガの露出で色が変わるのを試してみました💁♂️ pic.twitter.com/pL3HToMZaP
— メガネ屋のモアイ(モアイブログ) (@meganeya_moai) 2021年1月30日
なのでクラシックネガのJPEG撮って出しで遊ぶなら、AEブラケティングで撮影することをおススメします。
他のグレインエフェクト・カラークロームブルー・シャープネスなどの設定について
そこまで解説していると記事が長くなり過ぎるので今回は無しww。400話か500話ぐらいかもしれませんが、いつか書けたら書きます。
最後に
2015年12月21日の朝10時にヨドバシカメラ横浜店に買いに行き、その日の夕方にみなとみらいの夜景を撮って「おぉ〜なんじゃこりゃ!(三河弁ぽっく)」と度肝を抜かれてから、既に6年経過しました。
もう今では完全にFUJIFILMの虜です。果たして妻に内緒で何個のカメラ機材を買った事でしょうか🙄
そしてこのモアイブログを書いている事も妻に内緒です🤫
いつか妻にこのモアイブログ書いている事を告白しますが、内緒で買ったレンズなどの存在がバレると凄く怒られると思います。「ブログなんてヤメナサイ!」なんて言われるかもしれません。それまではこちらの記事、そしてモアイブログを存分に楽しんで頂ければ幸いです。
ではでは。